hiroです。
もう25年くらい前だろうか、、、
九州のある百貨店にサーターアンダギーを作りに行った時のこと。
その頃は出張に三線を持ち歩いていて、
手が空いたら売場でよく沖縄民謡を弾き語っていた。
ある時、唄っていると(確か、西武門節だった。)
オバァが買い物のキャリーカートに座り、涙をぬぐっていた、、、
『オバァ、どうかしたの?』と尋ねると、オバァはこう言った。
『沖縄が恋しいさぁ、、、子供の頃、疎開で九州に来てから沖縄に帰ってないよ。もう足が悪くなってるからね、沖縄には帰れない、、、にーにーありがとうね、とっても懐かしいさぁ、、、』
こっちもウルッときて、思わずサーターアンダギーをひとつ差し出した。
オバァは嬉しそうに『また来てね、待ってるからね』と、かわいい笑顔を見せてくれた。
その時、あらためて神から大切な使命を与えられた。
それは『沖縄』を活かして人を元気にし、『沖縄』を通して人の役に立つということ。
私たち琉宮スタッフのミッションは
“サーターアンダギーを通して皆さまの喜びと感動の場面を演出する”
としてある。
沖縄の土産にサーターアンダギーを買う人、それをもらう方々。
結婚式の引き菓子にサーターアンダギーを選ぶ人、それを受け取るゲストの方々。みんなを笑顔にして、元気にしたい。
沖縄が生み育んだ「笑った形をしたサーターアンダギー」には、
「人を笑顔にする祝い菓子」という特別な意味があるのだ。
沖縄には様々なものを生み出す力が満ち溢れている。
サーターアンダギーなどの郷土菓子や独自の食文化、
そして唄三線などの音楽文化、焼き物・琉球ガラスなどの特有な工芸文化。そのすべてが、島が放出するエネルギーが、人々を元気にするのだ。
2020年1月も、あっという間に半ばを過ぎた。
毎日を大切にしないと、一日はすぐに過ぎ去ってしまう。
お客様、お取引先様、これから出会うすべての人達、すべての景色に向けて
琉宮スタッフはミッションを背負い、すべてを受け切り、
皆様のお役に立てるよう今年も努力してまいります。