沖縄はうりずん(初夏)が訪れ、暑い日々が始まりました。
もう少しすると徐々に雨が降る日も多くなります。
そんな日差しや雨風から守ってくれている「琉球赤瓦」についてのお話しです!
首里城や民家などで見かける赤い瓦の屋根。
それが琉球赤瓦ですが、18世紀前半に生産が始まりました。
しかし、当時は首里王府により制限されており、首里の士族や那覇以外に瓦の使用は認められていませんでした。
制限令が解除され、一般庶民が瓦を自由に使えるようになったのは1889年以降のようです。
よく見かける黒い瓦との違いは、丸瓦と平瓦の2種類を使っている事です。
沖縄では丸瓦は男瓦(ウーガーラ)、平瓦は女瓦(ミーガーラ)と呼びます。
台風が多い沖縄ならではの工夫として、瓦が飛ばされないように繋ぎ目に漆喰が塗ってあるのも特徴です。
青い空に映える、瓦の赤と漆喰の白の美しいグラデーションが目を奪います★
見た目の美しさだけでなく、通気性・吸水性が良い琉球赤瓦は、コップを乗せるコースターにも使われていますよ!